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高血圧について

  1. 2008/04/29(火) 17:25:47|
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日本人の高血圧の有病率が減少傾向にある。しかし、それで安心してよいのかというと、決してそうではない。三便宝長期継続調査で有名な福岡県久山町疫学調査の中心メンバーで、日本老年医学会理事、日本高血圧学会評議員である上田一雄・九州大学医療技術短期大学部部長に久山町の研究成果を中心に日本人の高血圧と循環器疾患の現状などについて聞いた。

Q.高血圧の人が減っているということですが?絶對高潮

A.1990年国民生活基礎調査を見ると、無作為に抽出された全国300地区の30歳以上の男女約1万2千人の、WHO基準による高血圧の人は男性で22.6%、女性で16.8%です。この頻度は年齢が高くなるにしたがって増加しています。この頻度を10年前の80年と比較すると、男性が23.7%、女性が17.1%で、減少傾向にあることがわかります。巨人倍増
 高血圧は単に血圧が高いというだけでなく、血管の構造そのものを変えていき、さらには高脂血症、糖尿病などと深く関係して動脈硬化を促進していくところが恐ろしいのです。巨根
 厚生省の人口動態調査で日本人の死亡率の推移を見ると、高血圧に関係している脳血管疾患がかつては死因の第1位でしたが、それが男性を中心に急激に減少し、その一方で着実に増加している悪性新生物(がん)に80年ごろ抜かれ、さらに心疾患にも抜かれて、現在第3位です。一方、心疾患の死亡率については、実は増えているのか、減っているのかはっきりしないのです。
紅蜘蛛
Q.「久山町研究」とはどんな調査なのですか?

A.1つの地域に密着して、その集団を長い期間観察し、発症前の健康な時の危険因子とその後起きる病気との因果関係を見ていく方法は、前向き研究とかコーホート研究とか呼ばれます。私たちが61年からコーホート研究を行っている久山町は、都会の福岡市に隣接しているわりには、60年の人口が6500人で、90年では7500人と、あまり人口が変化しない地域で、コーホート研究には好都合なのです。魔根
 ここでは40歳以上の住民の80から90%がこの調査に参加しており、その方々の消息が追跡できている率は99%以上。61年ごろにはCTやMRIがなかったため、亡くなられた方には病理解剖をお願いしていましたが、現在、画像診断を含めて病理解剖した割合は通算で82%です。

Q.久山町研究でどんなことが分かりましたか?
男宝
A.40歳以上の住民を調べたところ、WHO基準での高血圧の有病率は男性で61年で27.2%、73〜74年で19.3%、88年では14.4%、一方、女性ではそれぞれ25.0%、22.1%、14.2%と、あきらかに減少していました。拡張期血圧が110ミリHg以上の比較的重症な高血圧の頻度も、男性でそれぞれ5.4%、2.0%、0.7%、女性では3.2%、1.7%、0.5%と、これもやはり減少しています。ただし、久山町では血圧測定を何回も行うなどしており、高血圧管理が全国平均より普及した可能性も否定できません。曲美
 そこで、久山町研究の61年と88年の成績から、高血圧例に服薬で非高血圧になった降圧薬服用者を加えてみると、61年では高血圧者の中の降圧薬服用者の占める割合が5%にも満たなかったのが、88年ではいずれの年齢階級でも50%を超えていました。だから、近年の高血圧有病率の減少は、降圧薬服用を含む高血圧管理の普及が寄与しているといえるでしょう。
 一方、三便宝88年の久山町の満40〜79歳の高血圧例と非高血圧例とを比較すると、高血圧例の方が、比体重(BMI)も血清インスリン値、空腹時血糖、ともに高値でした。また男女とも、高血圧例の方が飲酒者の頻度が高かった。血清総コレステロール値には有意 差がありませんでした。これらのデータを重回帰分析したところ、加齢、血清インスリン値、飲酒が高血圧に有意に関係していることがわかりました。
 また、三體牛鞭脳卒中発症率に関しては、収縮期血圧、拡張期血圧のいずれのレベルが上昇しても上っています。冠状動脈疾患の場合も、脳卒中ほどの直線的な関係ではないのですが、やはり発症率が上昇しています。脳卒中の中でも、脳梗塞については、男性では加齢、高血圧、心電図上の高R波などがリスクファクターで、女性では加齢、高血圧に加えて耐糖能異常がリスクファクターです。冠状動脈疾患では、男性では加齢、収縮期血圧、喫煙、血清総コレステロール値が、女性では加齢、収縮期血圧、喫煙と肥満の関与が有意でした。
 一方、脳出血のリスクファクターは、高血圧はもちろんですが、興味深いのはコレステロール値が低いのが悪い、言い換えれば動脈硬化になりにくい人が危険です。また、飲酒との関係ですが、飲酒量が多ければ脳出血の発生も増えてくる。一方、脳梗塞ではむしろ、1日1.5合未満の適当に飲む人がよくて、飲まない人や逆に多く飲む人の発症率が高い。理由はよく分からないのですが、ある程度の飲酒は善玉コレステロールを増やすからだろうということが言われています。天天素

Q.最近、無症候性脳梗塞も話題になっていますね?

A.何も症状がないのにMRIなどで調べると小さな梗塞がたくさん見つかる無症候性脳梗塞は、最近、脳血管性痴ほうに関係していることが分かり、問題となっています。久山町で調べたところ、高齢になるほどこの無症候性脳梗塞が増えており、全体の12.3%ほどありました。血圧が高い人が多く、どうも高血圧が関係しているようです。威哥王

Q.肥満や高脂血症が増えていますね?

A.長期にわたる久山町研究から、高血圧の有病率は減少していますが、アテローマ硬化促進因子である血清総コレステロール値が220mg/dl以上や肥満、耐糖能異常の有病率が増えていることがわかりました。脳出血、脳梗塞、心筋梗塞の発症頻度では、男性の脳出血や脳梗塞の発症頻度は減少しているが、心筋梗塞は変化が見られない。高血圧の管理がよくなり、それに伴って脳卒中の発症率が減少しているのです。しかし、心筋梗塞は降圧療法だけでは予防できないということを示唆しています。唯美OB蛋白
 循環器疾患は大きく、高血圧の影響が前面に出る脳出血や無症候性脳梗塞などの高血圧型と、高血圧に血清コレステロールや糖尿病が重なり合って発症する心筋梗塞や頸部動脈硬化などのアテローム硬化型に分けられます。これから日本人の循環器疾患は、従来の高血圧型から欧米型のアテローム硬化型に変わっていくのではないでしょうか。五便宝
 現在、さまざまなよい薬が出ていますが、そのような高血圧管理だけでなく、これからは肥満の是正や高脂血症、糖尿病を早期に発見することなどが必要でしょう。それには食生活や運動などライフスタイルの改善を国民に浸透させていくと同時に、検診などを積極的に受けて軽い異常を早期に発見する必要があると思います。
西班牙蒼蝿粉

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